サントリー山崎蒸留所見学


正面玄関にて。京都駅では雨は降っていなかったのに、山崎駅に着くと小雨が降っていたので、最寄りのコンビニで傘を買った。
蒸留所は山間にあり、駅から近いのに随分冷たい風が吹いていた。

放送大学京都学習S 面接授業
科目名「ウイスキーとオークの魅力」
講師:京大名誉教授・元サントリー研究所
天地 輝夫先生
2日目午後からサントリーウイスキー山崎蒸留所見学。


天王山から湧き出る山崎の名水。工場内庭園に注いでいます。千利休も茶の湯に使用したそうです。



様々な形の単式蒸留機(ポットスチル)が並ぶ。
スコットランド製で1基一億円だとか。

いよいよものすごい数の原酒が眠る貯蔵庫へ。
樽は、次の5つのタイプの樽を原酒によって使い分けられる。

■バーレル
(最大径65cm/長さ86cm/容量180L)
昔からバーボンの熟成に1回使用した樽を輸入して使用。バーボン法によりバーボンの貯蔵には必ず新樽を使用することが定められているので、使用後の樽は日本などに輸出される。熟成が早く、上品な木香の原酒に。

■ホッグスヘッド
(最大径72cm/長さ82cm/容量230L)
バーレルを一旦解体した側板を活用し、豚の頭に似た形から、この呼び名になったといわれている。熟成はバーレルと同じように早めで、まろやかな木香の原酒に。

■パンチョン
(最大径96cm/長さ107cm/容量480L)
ずんぐりとした形。北米産ホワイトオークの柾目板だけを厳選し、サントリーの伝統の技でつくっている。スッキリとした木香の原酒を育む。

■シェリー樽
(最大径89cm/長さ128cm/容量480L)
スペインでシェリーの貯蔵用に使われた樽。シェリー樽ならではの色合いと甘い芳香が漂う熟成香が特徴。

■新しい試み、ミズナラ樽
樽材に日本産オーク(ミズナラ)を使用。最初はホワイトオークと比べ、熟成は期待通りではなかったそうだが、長期熟成することで他の樽にはない伽羅の香りとも白檀の香りとも喩えられる独特の熟成香を生むことが分かり、ジャパニーズウイスキーにふさわしい貯蔵樽となったそうだ。


見学後、セミナールームでモルト原酒セミナーを輿水チーフブレンダーから聴いた。


天地先生の講義は5回目なので顔見知りも多い。共通の感想は、「最近焼酎ばかりで久しぶりにウイスキーを飲んだけど、改めて飲んでみるとモルトウイスキーはいいもんだ。焼酎にはない奥深い味わいを見直した。」(といっても高いモルトばかりなので当然だけど)でした。


1957年モルトを見つけた。私と同じ年だ。このヴィンテージは数が少なかった。私と同じで出来が良くない?

■テースティングしたモルト

山崎原酒(シェリー樽仕込み)
まずこの原酒からテースティング。60%あり強烈。黒糖・レーズンを思わせる香りと甘みを感じる味わい。

山崎原酒(ミズナラ樽仕込み)
60%。強烈だが爽やか、森林浴をしたような癒される香り、やさしい味わい。新しい試みとして国産ミズナラの樽。

山崎12年
3番目はブレンドされ製品化されたもの。複雑な香りとほのかに伸びる甘み。

白州12年
山崎に比べ柔らかい味わい。

白州原酒(ホッグスヘッド樽)
柔らかな香りと味。
ホッグスヘッドとは、バーボンを仕込む小振りなバーレル樽の一旦解体した側板を活用し、豚の頭に似た形からこの名が付いた。原酒は熟成が早めでまろやかな木香の原酒になる。

白州原酒(スモーキー)
スモーキー樽はバーナーで内側を良く炙っって焦がした樽。正露丸のようなクレオソート、消毒用アルコールに似たスモーキーな香りとコク。

響17年
響は山崎と白州の原酒をバッティングしたサントリーの高級ブレンデッドウイスキー。山崎の名水で造られたソーダ割りと同じく山崎の名水の水割りを最後にいただく。おつまみにあられピーナッツで味わった。ここまでくるとよく分からない。

サントリーではここ山崎と山梨県白州(北杜市)の2カ所で原酒を蒸留していますが、ブレンドは、ここ山崎で行っているとか。

07/02/29

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